シャモニーの谷で生まれて

 

人はなぜ山に登るのか

なぜ生命を危険に曝すのか

そこに山があるから?

そこでは……

人生が単純で静かだから?

クリスチャン・モリエは一九四〇年生まれ。モンブランから落ちるボソン氷河の下、ペルラン村のすぐ隣のモンカール村で子供時代をすごした。そして、モンブラントンネルの建設がこの谷をすっかり変化させてしまったことを経験した。それは同時にガイドの職業形態や性格をも変えてしまった。彼はそうした詳細を彼の登攀や救助活動などをとおして誠実に誇張をまじえず書き残している。それはシャモニーのガイドの仕事や人生、悩みや喜びを語る貴重な記録となるだろう。

(「訳者のあとがき」より)

翻訳をした友人の本が出版されました

シャモニーの谷に生まれて

モンブランが仕事場

クリスチャン・モリエ (著), 柴野邦彦 (翻訳)

出版社;未知谷   272ページ 寸法  :  19.7 x 13.8 x 2.1 cm